TeXのchemfigパッケージで描いた構造式一覧
我々は某理科大学で化学を学んでいる。 そうなると、例えば化学実験レポートとかでは構造式などを書く機会が多くなる。 しかし、で構造式を記述する方法は
- 外部の構造式を描くソフト(ChemDrawやMarvinSketch)で書いてそれを何かしら図として保存後、\includegraphicsで読み込む。
- XyMTeXを使う。
- chemfigを使う。
以上3つの方法が存在する。 今回紹介するのは一番ゴリ押しで構造式が記述できるchemfigで描いた構造式を紹介する。
なお、以下の構造式を描く際に、ブリアンブルに以下のコードを記述してください。
\definesubmol\OH[HO]{OH}
\definesubmol\acet{-[::60](=[::-60]O)-[::60]!\OH}
\definesubmol\aceta{-[::-60](=[::60]O)-[::-60]!\OH}
\definesubmol\Ph{*6(=-=(-!\OH)-=-)}
(+)-cinchonine
source code:\chemfig{*6(-*6(-N=-=(-(<:[:90]!\OH)-[::-60](-[:60]-[:30](-[2]?[b](-[:30]H)(-[:150]=[::60]))-[::-60]?[a])-[::60]N(-[2]?[b])-[::-60]?[a])-)=-=-=)}
カンファ―スルホン酸
source code:\chemfig{O=[:30](-[:45]-[:15]?[a]-[::-30])-[::-15](-[:75,1.5]?[a](-[:30])(-[:150]))(-[:-90]-[::60]SO_3H)-[::-30]-[:45]}
メチルオレンジ
source code:\chemfig{N(-[:120])(-[:-120])-*6(-=-(-[0]N=[:-60]N-[0]*6(=-=(-SO_3Na)-=-))=-=)}
フェノールフタレイン
source code:\chemfig{[:30]*5((=O)-O-(-[::-120]!\Ph)(-[::-30]!\Ph)-*6(=-=-=-)--)}
カルボナトビス(エチレンジアミン)コバルト(Ⅲ)錯体
source code:\chemfig{Co(<[5]O-[4]C?[a]=[:202.5]O)(-[4]O?[a])(-[2]NH_2-[::-22.5,,1]?[b])(<:[1]NH_2-[::22.5,,1]?[b])(-[-2]NH_2-[::60,,1]?[c])-[0]NH_2-[::-60,,1]?[c]}
ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(Ⅲ)錯体
source code:\chemfig{Cl-Co(<[5]Cl)(-[2]NH_2-[::-22.5,,1]?[b])(<:[1]NH_2-[::22.5,,1]?[b])(-[-2]NH_2-[::60,,1]?[c])-[0]NH_2-[::-60,,1]?[c]}
ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(Ⅲ)錯体
source code:\chemfig{Co(<:[1]Cl)(<[5]Cl)(-[4]NH_2-[::-60,,1]?[b])(-[2]NH_2-[::60,,1]?[b])(-[-2]NH_2-[::60,,1]?[c])-[0]NH_2-[::-60,,1]?[c]}
EDTA
source code:\chemfig{N(-[:-150]!\acet)(-[:90]!\acet)-[:-30]-[::60]-[::-60]N(-[::60]!\acet)-[::-60]!\acet}
ヘキサメチレンテトラミン
source code:\chemfig{N?[a](-[2]-[:15]N?[b]-[:-75]?[c])-[:-75]-[:15]N?[c]-[:-15]-[:105]N(-[2]?[b])-[:195,,,,,,dash pattern=on 11.8pt off 1.5pt]?[a]}
その他に関しては順次公開していきます。 ただ、べつのところで描く可能性が高いと思います。 如何せんフェノールフタレインが悪さしまくりましてね...。